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2007.03.17

ダイエット?


先日、うちの店にお昼間二人の女性が来て
「アンケートに答えてください」とおっしゃいました。。。

内容は

●ダイエットに興味はありますか?
●ダイエットに失敗したことはありますか?
●運動はしていますか?

・・・などなど。

で、最後に写真を出してきて、
よく雑誌なんかである「使用前・使用後」のようなもので、
痩せる前と後の比較写真が何枚か。
で、よく見るとこのお二人もその中にいらっしゃいました。

そして、
「ここに住所と名前を書いていただければ
 ご自宅にお送りしますよ」
と。

何を送るのかと尋ねると、
「食べるだけで痩せる食品なんです♪
私達を見てください!」

とおっしゃいました。

で、成分は何なんです?と聞くと
「・・・さぁ? 大豆タンパクとか?・・・」
なぜ痩せるんですか?
「・・・さあ?・・・」
って感じでした。 

うさん臭いったらありゃしないって感じです。
その後もいろいろ質問攻めすると
おとなしく帰っていかれました。。。



まずここで一言!
食べるだけで痩せるなんてことはアリエナイです!
大豆たんぱくなどのアミノ酸化合物は吸収率がよいので
基礎代謝を上げる分には有効ですが、
それだけで痩せるなんてことは絶対にナイです!

そして、ちまたで溢れている○○浴やラップ巻き、
5分間立ってるだけで、なんとかマシーンなんかも同じ。
間違った情報として、
「汗をかく=痩せる」
と勘違いさせるような商売が多いというのが問題ですね。

本当のダイエットっていうのは
体内の細胞の中の脂肪を燃焼させてこそであり、
サウナでさんざん汗をかいてもそれは
体の中の水分が出ていってるだけで
脂肪が溶けて流れ出してるわけではありません。

そして出て行った水分の分だけは

体重は一旦落ちますが、
それもそのときだけですぐに元に戻ります。

ボクサーの減量などで使用するサウナスーツも
脂肪がほとんどない彼らが、軽量前の
どうしてもあともう少し落とさなければいけない時
などの使用であり、

また着てるってだけではダメで
やはり運動しないと意味がありません。
そして水分を異常に消費させるダイエットは危険でもあります。

まずどうして脂肪が蓄積さるかというと、
食事によって摂取した糖質や脂質といった
栄養素からブドウ糖と脂肪酸が作られます。

ご飯やパンなどの炭水化物はブドウ糖という単位にまで消化され、
小腸で吸収されて血管内に運ばれます。

そして血糖(グルコース)となり膵臓から出る

インスリンというホルモンによって脂肪細胞に入り
脂肪酸とグリセリンに分解されます。

肝臓は一定量の脂肪を必要としますが、
余分な脂肪は同じように血管から脂肪細胞へと送られ
結局余分に余ったものは脂肪として蓄積されます。

そして脂肪燃焼のメカニズムは、
脂肪細胞の中の油滴とリパーゼという
酵素が結びつくことによって脂肪酸が
水と二酸化炭素に分解されることによって行われます。

そして、リパーゼと脂肪細胞の油滴の接触には
アドレナリンやノルアドレナリンといった
副腎皮質ホルモン(←マチガイ 副腎髄質ホルモン)
が必要となります。

ではどうすれば、ノルアドレナリンやアドレナリン
が分泌されるかというと、中程度の全身運動を
一定時間以上行う事で
分泌されます。

ただ、短距離走や重量挙げなどの無酸素運動では、

筋肉の中に蓄えられているATPというエネルギーの
利用だけで行われるので、脂肪燃焼までに到りません。

そして筋肉の運動エネルギーはこのATP(アデノシン三リン酸)
が分解して無機リン酸を放出し、ADP(アデノシン二リン酸)
に変わる時に発生するエネルギーを使って筋肉を動かします。

ここで重要なのは、
『筋肉はATPの分解以外のエネルギーでは絶対に動かない』
という事です.

脂肪燃焼させるたには、
この筋肉の中のエネルギー(ATP・CP・グリコーゲン)
を使用し尽くした後に新たにエネルギーに変換させるがために
タンパク質や脂肪を燃焼させ、ATPが再合成されます。

この時にやっと脂肪酸が分解され、
水は汗として二酸化炭素は呼気として体外に排出されます。

そして、この脂肪燃焼反応は運動を始めてから
約12~15分後にピークに達し、

その後も長時間、脂肪を燃焼し続けます。 

有酸素運動がいいというのは、
この酸素を体内に取り入れながらというところにあります。

物が燃えるためには必ず酸素が必要で、
体内での燃焼もこれと同じ原理だということです。

脂肪燃焼効率のよい運動とは

◆酸素を効果的に採りながら運動する
◆少なくとも15分以上休みなく運動する

ということ。
もちろん食事にも気をつけないとダメですけどね。


短くまとめようと思いましたが、
またダラダラと長くなってしまった。。。(-.-;)

で、今回は

『楽して痩せるなんてことは絶対にナイ!』
ということが言いたかったんです。

気候もよくなってきますから、
ぜひ外に出て運動しましょう!(^O^)

それと僕の体型のことなどは
この際無視しといてください。(´∀`)

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この日記ではダイエットのことを書いていますが、
「痩せる」ことに大金を使うのは

世界中でも限られた一握りの人間です。

健康に気を遣い痩せることは重要なことですが、
楽をしてお金を使って痩せようとする、
またはその心理をついて
とんでもない商品を売りつけるような商売をするなどは
あまり誉められたことではありません。

ダイエットの話題とは対照的に
ミッシェルさんの日記ではそんな先進国の悩みとは
とうていかけ離れた厳しい環境におかれた
人々の姿が紹介されています。

ぜひ目を通していただきたいと思います。

ミッシェルさんの日記です。

『男の子とビスケット』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16284187&comm_id=1808806
アフリカでは多くも少年兵が誘拐されています。

善悪の区別がまだできていない子供に薬物を与え
残虐な殺人兵器とされている現状があります。

『屈辱の戦争』
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=16020904&comm_id=1808806
戦争では常に弱い立場の人間が被害を受けます。
女性に対する性暴力も深刻な問題です。

『男の子とビスケット』


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兵士たちは、
お父さんとお母さんを、
目の前で殺した。

そして、言った。
「お前が、俺たちの仲間かどうか証明しろ」。

そして、男の子に銃を渡した。


目の前には、
男の子のおばあちゃんがいた。

おばあちゃんは言った。
「わたしの坊や、どうしてわたしを撃つの?」

男の子は言った。
「俺は、あんたの坊やじゃない」。

男の子が7歳のとき、
初めて人を殺した。

そして、この男の子は、3年間に、
50人もの人びとを殺した。


善悪の判断が流動的な次期の子どもは、
少し脅かして、薬物を与えれば、
まるでテレビゲームをするように、
人を殺した。

そんな子ども兵士を、人びとは恐れた。

「やつらは、善悪も知らず、
 慈悲も同情も知らない。」

ここシエラレオネでは、
子どもたちは、
最強そして最悪の兵器だった。



1999年、国際人権保護団体、
Human Rights Watch が発表したリポートの中に
次のような記事がある。
http://www.hrw.org/reports/1999/sierra/SIERLE99-05.htm




24歳のザイナバ(Zainab)さんは、
夫と一緒に、お店を開いていた。

ある夜、一人の少年兵が、銃を持ってやって来た。
彼は10歳だった。

「男の子は、わたしの夫に、
 彼の司令官がお腹をすかしているから、
 ニワトリを一羽よこせと言いました。

 夫がニワトリを捕まえに言っている間、
 彼は座って待っていました。

 男の子は、痩せていて、疲れきっているようでした。
 わたしは、男の子に、
 お水とビスケットを持っていきました。

 男の子は、疲れて弱っているんだと言いました。

 そして、その子は、
 ニワトリを持って立ち去るとき、
 『ありがとう、奥様』
 そう言って行きました。」


その後、それを聞いた近所の人びとは、
ザイナバさんが男の子に、
ビスケットをあげたりしたことを非難した。


「わたしは、あの子が、
 反政府軍の兵士かどうかなんて
 気にしない…って言ったわ。

 だって、あの子だって、
 誰かの子どもなのよ。

 もしかしたら誘拐されたのかもしれないわ。

 神様は、
 彼らがあの子に何をしたかを
 知っていることでしょう。

 わたしは、あの子を、
 彼らの元から引き離して、
 隠してしまいたかったわ。


 だって、あの子は、
 幸せそうではなかったから…。」



シエラレオネでは、
1991年から2002年までの
11年間の内戦で、
5万人以上が死亡し、
人口の半数が難民となった。


また、世界中で、
20万人~30万人の子どもたちが
今現在も、
戦争の「武器」にされている。

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『屈辱の戦争』
  0703173
07031740703175








今日、3月8日、国際女性デーのこの日、
国連の9つの機関が集まって、
「国連紛争下の性暴力に対抗する活動
(UN Action Against Sexual Violence in Conflict)」
を開始した。


それに伴い、国連関連の組織、
IRIN (Integrated Regional Information Networks)が、
「Shame of War」という本を発表した。


そこには、現在、そして最近の戦争下で起きている
女性たちに対する性暴力の状況が、
被害者の証言、そして写真とともに、
レポートされている。
写真は、その中から
シエラレオネの3枚を選んだ。

写真1:
2人の性的虐待と拷問の被害者。


年上の女性は、看護婦だった。

反政府軍に誘拐され
ブッシュ・ワイフ(bush wife)にさせられた。

彼女は集団でレイプされ、
拷問され、
そして、AK-47で撃たれた。


若い方の女性は、
10歳のときに、
村に、反政府軍RUFがやって来て、
村人を虐殺していった。

そして、誘拐され
ブッシュ・ワイフにさせられた。

ある日、彼女が逃げようとしたとき、
男たちは、警告として、
彼女の腕と胸に、酸をかけた。



写真2:
シエラレオネの2人の子ども

反政府軍RUFは、
10万人もの人びとの手足を切り落とした。


写真3:
ブッシュ・ワイフにさせられた13歳の少女。
レイプにより妊娠。

幸運なことに、和平が合意された後、
彼女は、家族のところへ戻ることが出来た。

しかし、妊娠していたため、
彼女は、父親から、
「一族の恥」として家から追い出された。


多くの女性被害者が、
家族やコミュニティの受け入れを拒否されている。

そして、その多くの女性たちは、
生きるために娼婦となっている。



見るだけで気が滅入る内容だが、
これが、
彼女たちが生きて来た時間であり、
彼女たちの人生であり、
彼女たちを取り巻いてきた世界だ。


彼女たちは、いったいどんな想いで、
世界に対し、
自ら体験を語り、
自らの写真を公開したのだろうか。


この本は、IRINのサイトから
http://www.irinnews.org/Report.aspx?ReportId=70548

無料でダウンロードできるので、
どうか、写真だけでも見て欲しい。


スーダン・ダルフールをはじめ
アフリカだけじゃなく、
世界中の戦争下の
そして、戦争を生き延びた後も、

正義から取り残され、
それでも、必死に未来を探している、
そんな女性たちの姿が、そこにある。

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