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2008.08.26

受け入れる勇気

【yahoo!ニュースより】

「鉄の女」の異名で知られたマーガレット・サッチャー英元首相(82)が認知症を患っていることが24日、分かった。
英メディアによると、サッチャー元首相の長女キャロルさんが、近く出版される回想録で00年から認知症の症状が始まっていたことを明らかにしている。。。

080826




















鉄の女(the Iron Lady)
なんだか強烈なネーミングですよねえ。

僕はやはり「フォークランド紛争」がなんとなく印象に残っています。
フォークランド諸島へのアルゼンチンの侵攻を受けてから
軍事作戦開始への決断の早さは見事だったと記憶しています。

まだ政治の世界に女性がそんなに進出されていない時代、
彼女は一国の首相らしく凛として、背筋の伸びた方でした。

強硬な政策やその非情さなどで内外に敵は多くいたでしょうが、
尊敬や憧れの念を抱いていた女性も多かったのではないでしょうか。

でもそんな「鉄の女」と呼ばれた彼女も
「老い」という敵にはかなわないようです。。。

そして『認知症』
これは単なる老化による物忘れ(健忘症)ではなく、
脳の病気(アルツハイマー病や脳血管性障害など)によって
出来事そのものを忘れてしまったり、物事が理解できなくなったり、
やがては自分では何もできなくなってしまう病です。

現在、国内の認知症患者は約170万人に上るといわれており、
65歳以上の男性の55%、女性の66%がいずれ認知症になるのでは
ないかと推測されています。
また、認知症患者は、高齢化がさらに進む2035年には、
現在の倍以上の376万人になるだろうと予想されています。

高齢化がどんどん進んでいる今の日本、ひとごとではありませんね。
親や祖父母が認知症となり、日々お世話をされてる
という方もたくさんおられることでしょう。



誰しにも必ずやってくる「老い」
これにどう向き合っていくかは本人だけではなく、
まわりの家族にとってもとても大切なことです。

認知症の初期症状は非常にあいまいな形で表れるらしいです。
そして当の本人のほとんどは自分が認知症であることを否定します。
そして家族たちも
「まさか・・・」、「まだ大丈夫だろう」
と言った具合でそのまま放置し、気付いたときには病状がかなり進行してしまってるということがあります。

症状が出始めてから病院に行くまでの平均が2年ということですから、いかに認知症を軽く考えている方が多いかわかります。

認知症はその元になっている病気の種類や程度によって
症状を軽くさせたり進行を遅らせたりすることができます。
それにはまず「早期発見、早期治療」が肝要です。

そして日頃から家族がコミュニケーションをしっかりとることで、初期症状をいち早く発見することができます。
家族の絆を深めるという意味でもいいことですよね。

まずは「老い」に伴ってやってくるさまざまな敵に対してそっぽを向かず、正面から対峙して闘っていかねばなりません。

今は人生80年の時代、
充実した素敵な老後を過ごせるようにしていきたいですね!

『認知症を知るホームページ』




ついでですが

『サッチャー語録』

「もし誰かに言ってほしい事があれば、男に頼みなさい。でもやってほしい事があるときは女に頼みなさい」

「強者を弱くすることによって弱者を強くすることはできない」

「給料を払う者を潰すことによって給料をもらう者を助けることにはならない」

「階級間の憎悪を煽ることによって兄弟愛を増すことはできない」

「金持ちを潰すことによって貧乏人を助けることはできない」

「確固たる安全を借金の上に築くわけにはいかない」

「稼ぐよりも使うことを多くすることによって窮地を脱することはできない」

「人の自発性や創造性を奪うことによって、人格や勇気を涵養することはできない」

「その人が自分でできること、また自分でやるべきことを、その人に代わってやってあげても、恒久的な助けにはならない」

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コメント

If you want something said, ask a man.
 If you want something done, ask a woman.

How awful !

Shes great!!

>パパさん

すごい本質をつかんでいると思いませんか。
やはりどこの国に行っても、男は口だけで、本当に強いのは女性なんでしょう。

そして「鉄の女」の口から出る言葉なだけにその重みというのが伝わってきます。

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