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2008.08.13

食すること

両親、兄の家族たちと一泊旅行に行ってきました。

目指すは滋賀県の北端にある余呉湖

ここに美味しいお料理を出してくださる宿があるらしい。

滋賀県はその面積の6文の1を琵琶湖が占めています。
そしてその上にちょこんと離れて存在するのが余呉湖。
まわりを山に囲まれた豪雪地帯で、近くにはスキー場もあります。

行きの道中では少し寄り道して彦根城なども見学。
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国宝に指定されている天守は見事なものですが、
 なんだか小さいな~。。。

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個人的には少し遠くから眺めるほうがいいような気も・・・

ちょうど今は大河ドラマで『篤姫』が放映されており、
井伊直弼大老のお城としても有名ですよね。
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(ちょうどこの日の放映が桜田門外の変で暗殺されましたが・・・)

という感じで35℃を超える炎天下の中、
天守をはじめ名勝のお庭を歩き回ったあと、
湖岸道路をのんびりと北上していきました。

これは琵琶湖の北の端っこ奥琵琶湖と呼ばれる辺りです。
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静かでなんとも言えない落ち着いた雰囲気。
遠くに竹生島も眺めることができます。

そして到着しました。
『徳山鮨』さんです。
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余呉湖の湖畔にたたずむお宿で、その眺めは素晴らしい。
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1日に2組しか泊まり客を受け付けないらしく、
この日は自分たち家族の貸切でした。
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シンプルという言葉がピッタリのお宿で、余計なものは一切ありません。
もちろん部屋にテレビなんてもってのほか!
(北京五輪が見れなかったには少しだけ残念でしたが。。。)

各お部屋すべてから余呉湖が一望できます。
そしてなんといっても展望風呂からの眺めが♪
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ここから見る朝日がまた素晴らしい!
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また広いデッキもあり開放感があります。
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まさに癒し。。。

そしてお待ちかねのお料理

稚アユのマリネ
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サバの飯こ漬(いいこづけ)

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ハモのようですがです。
わさび醤油でいただきました。
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そして天然アマゴのお造り
これまた臭みもなくGoo!
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手長エビの素揚げ

なんてきれいな赤色なんでしょう。
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鰻の蒲焼
です。
デ、デカい!
そして生まれて初めてこんな美味い鰻を食べました。
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目の前の余呉湖でご主人が捕ってきた天然物!
でも臭みなどは全くなく、そして脂のノリがハンパじゃない!


そしてメイン

鮒の熟鮨(なれすし)です。
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盛り付けられたその姿は見事の一言!
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今回この熟鮨という食べ物を初めていただきましたが、
それまでに耳に入ってきていた情報は
「あんな臭いものは食い物じゃない!」
というような厳しい批評ばかり。

でもここの熟鮨は素晴らしいです。
熟成された高級チーズ、いやそれ以上。
魚と米とが熟成による絶妙のハーモニーを奏でています。

そのなかでも琵琶湖や余呉湖の固有種である
「ニゴロブナ」を使った熟鮨は絶品です。
発酵食品に特別なこだわりをお持ちの徳山鮨さん
フナの他にもアユやサンマなども手がけておられ、
いろいろお話をうかがうことができました。
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長い年月をかけて熟成させる発酵食品は
素晴らしい日本の食文化でもあります。
味噌や醤油、納豆、漬物などとたくさんの種類があり、
人の手によって試行錯誤を繰り返して作り出された、
素材と微生物たちによる芸術作品とも言えるでしょう。

また栄養価も高く、人体にとってさまざまな有用効果があります。
『体にやさしい発酵食品』


本当にどのお料理も素晴らしく、
また料理を盛る陶器の器は奥様がお焼きになったもので、
限りなく100%に近い手作りという念の入りよう。
そこに本当の「おもてなしの心」を感じることができました。

食材が上質で、料理が美味しくて・・・
というだけのお店ならばたくさんあるかもしれません。

でもスゴイなと思うのは ほとんど全てというくらい、
ここの地元で取れた魚や野菜であるということ。

鰻もフナも海老も目の前の余呉湖で捕れたもので、
野菜も手作り、山菜もこの近辺の山のもの。
地元以外といえばサバやサンマくらいでしょうか。
それでも日本海まで車で30~40分の立地条件ですから、
地元産と言っても過言ではないでしょう。

ここまで「地元の味」にこだわっておられる宿、
そうそうお目にかかることはできないのではと思います。

ここで頭に浮かぶのが、
『食の安全性』という問題。
 (話が脱線したわけではないですよ)
最近ニュースなどで頻繁に取り上げられる「食品偽装問題」
流通が便利になり、世界中さまざまな地域の食べ物がいただけ、
また加工技術の進歩により食のバリエーションは飛躍的に拡大しました。

しかしその裏側では産地の偽装や輸入食材の残留農薬問題、
そしてさまざまな添加物、保存料による人体への影響があります。

そして今問題となっている日本の食糧自給率の低下
『農林水産省 食糧自給率の部屋』

他の国と比較してみると、
アメリカ 128%
フランス 122%
ドイツ  84%
イギリス 71%
日本  40%
と、先進諸国の中でも日本は極めて低い。

他の国々は自給率が上昇傾向にあるのに対して、
日本は1970年代には74%もあったものがどんどん下降し、
現在では40%にまで落ち込んでいます。

もし、なんらかの事態で外国から食糧が輸入できなくなったら、
いったいこの国の1億2000万もの国民はどうなってしまうのでしょう。。。

そういった意味でもまさに『地産地消』
  (地元で生産されたものを地元で消費するという意味)
を実践されておられるこのお宿の素晴らしいこだわり、
そこに日本が将来あるべき理想の姿を感じることができました。

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