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2008.10.06

心因性腰痛

TVからのネタです。
なかなか興味深い情報でしたので記事に。

NHKスペシャル『病の起源』
病の起源 第3集 腰痛
 ~それは二足歩行の宿命か?~

【腰痛】
これは病の名前ではなく、さまざまな症状の総称である。
そして8割もの人が一生のうちに一度は患うのが腰痛である。

これは直立二足歩行を始めたことにより、
上体の荷重が腰にかかることにより起こっているのか。。。



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今から600万年前、
人類は進化の過程でチンパンジーとに分かれていきました。
そしてチンパンジーは樹上生活を主とし、
人類の祖先は地上を二足歩行する道を選びました。

両者の違いは骨盤や腰椎に見られます。
チンパンジーの骨盤は縦に長く、腰椎の下部は骨盤内に。
そのことにより、腰椎の可動域は非常に狭くなっています。

そして人類の場合は前後左右によく動く腰を持っています。
地上での生活においてはこの「腰がよく動く」ということが、
普段の生活では重要だからです。

人類の祖先とされている
360万年前のアウストラロピテクスの化石が
アフリカ タンザニアのラエトリ遺跡で発見されました。
このアウストラロピテクスの「足あと化石」から、
しっかりと二足歩行をしているということが判明しました。

果たしてこのときに腰痛はあったのでしょうか。



タンザニアの狩猟民族であるハザ族

この種族は200万年前からその生活形態を変えていない。
初期の人類に見られるのと同じ狩猟採集生活を営んでいる。

彼らは毎日獲物を求めて朝、夕と狩りに出かける。
その合計の移動距離はなんと1日に28kmにも達する。

しかしこれだけの距離を毎日歩いていても
彼らの中には腰痛を訴えているものはいない。

二足歩行そのものは腰痛の原因ではないのか?



そして1万年前のシリアのアブフレイラ遺跡で

背骨が前に曲がってしまった化石が発見されている。

その理由は、
栽培や牧畜の起源がこの頃とされており、
おそらくその作業が原因で背骨が前傾したのでは。
農耕の始まりが腰痛の起源ではないかと考えられます。

長時間に渡る単純作業による無理な姿勢、
前かがみとなる姿勢が椎間板に負担をかけているようだ。

体重が72kgの人で直立時には66kgが椎間板にかかっている。
これが前傾姿勢になるとなんと235kgもの負荷がかかる。
前傾になることにより、安定させようと背中の筋肉がさらに
椎間板に圧力をかけ、これほどの荷重がかかってしまうのだ。

そして激しいスポーツも椎間板に大きな負荷をかける。
テニスのサーブや野球のピッチングやバッティングなど、
腰への激しい運動を繰り返し何度もおこなうことにより、
腰椎に遊離骨折が発生してしまう。

ではこれで腰痛の原因は、二足歩行ではなく
長時間の無理な姿勢や繰り返しの激しい運動
これらが原因だと判明したのか。。。



しかし、実際には原因不明の腰痛が
なんと85%もの割合を占めているという。

今まではこの原因不明の腰痛に対してはなす術もなく、
積極的な治療をおこなう対処はおこなってこなかった。

ところが10年くらい前からこの原因不明の腰痛に対し
さまざまな研究がされ始めてきた。
特に腰にこれといった原因がなくてなる腰痛では
なんらかの心因的原因によるのではと考えられはじめた。



作家の夏樹静子さんは
原因不明の腰痛に悩まされ、
さまざまな治療方法に加え、カイロプラクティックや鍼
漢方などの代替療法を試してみたが一向に回復しない。

そして3年もの間いろんな治療法を渡り歩いたあと、
知人にすすめられた心療内科に行くことになった。
そこで「腰が原因ではなく心が病を作り出している」
とそこで初めて心因性腰痛であることがわかった。

新しい仕事のストレスから激しい腰痛となったが、
長年、執筆業に取り組み走り続けてきた疲れが
潜在意識の奥で病を作り出していたよう。

そこで腰痛克服のために断筆すると決めたとたん、
3年近くもあいだ夏樹さんを苦しめてきた腰痛が
わずか2ヶ月で完治してしまったのだ。



アメリカ シンシナティ大学での研究チームは

心理的ストレスが腰に与える影響について、
背筋が緊張し、腰椎にかかる負荷が70kgも増加すると発表。
なので心理的ストレスの多い職場のおいては
緊張による影響で腰痛になる可能性が高いとされる。



スタンフォード大学の研究では

メンタル的な問題を抱えていると重度の腰痛になる確立が
普通の場合よりも30倍の確率で増加するとのこと。



シカゴのノースウエスタン大学では

脳と腰痛についての研究をされている。

急性の腰痛の場合の神経伝達は脊髄を通って
脳の視床という部分を経由して痛みとして伝わる。
しかし慢性腰痛の場合はこの視床を経由せず
感情をつかさどる前頭葉のみに影響が表れる。

これは実際に腰に負担がかかっているのではなく、
心因的な問題により、脳が腰痛を作り出している可能性がある。

また慢性腰痛が脳を萎縮させる
という可能性があることが明らかにされている。
慢性腰痛によって脳内の記憶と情報処理を担う
灰白質といわれる部分が萎縮していくという。



ニューヨーク医科大学では

腰痛患者に対して積極的に歩くことを勧めている。

歩行することにより、脳が歩くことに集中しストレスを緩和する。
また全身の筋肉を適度にバランスよく使用することで
症状の緩和や筋力の増幅につながるという。
適度な運動、負荷を与えることによって新陳代謝が活発となり
椎間板の強化やコラーゲン増加にもつながるようだ。



腰痛の治療で有名な福島医科大学でも

整形外科と心身医療科が連携をとり、さまざまな腰痛について
多角的な目線からの新しい治療をおこなっている。


腰痛の症状、
姿勢や激しい運動などによる「腰そのもの」が原因ではなく
「心」が原因となってる場合もあるのですね。

長々と書きましたが、一番大事なことは
「心と体は深くつながっている」ということ。

ストレスが作り出す病は他にもさまざまあります。
これに対していかに自分自身が向き合っていくか、
自分の「心の声」を聴いてあげることが大切なのでしょう。

リフレクソロジーを受けることにより、痛くて堪らなかった腰痛が
ウソのように無くなってしまい帰られる姿は何度も見ています。

痛み(疼痛)が緩和されるという事実、
これは多くのホスピスでリフレクソロジーが取り入れられている
ということでも証明されています。

リラクゼーション的な作用だけではありませんが、
確かにリフレクソロジー施術の効果は深い部分まで届き、
質の高いリラックス効果を得ることができます。
これが重いストレスから解放される手助けとなるのでしょう。

腰痛など整形外科的な症状に限ったことではないでしょうが、
さまざまな原因不明の病に対して、心と体の関わりの研究が
多くの医療機関でされているということ。

そしてそれに対してリフレクソロジーなどの代替補完医療が
現代医学とはまた別の方向から貢献できるのではないかという
新たな道筋が見えたような気がしました。

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コメント

腰痛については、全人的にライフスタイルを診ないと、
治療はできませんね。。。

まずは寝具。

どんなに硬いと謳われていようが、ベッドはNG。
畳に煎餅布団1枚で寝させてみると、
一時的に悪化を訴える患者もいますが、
1ヶ月頑張らせると、70%くらいの割合で、
軽快~全快を見ます。

ベッド生活がどうしても捨てられない人には、
マットだけ捨て、ベッドフレームにコンパネ敷いて、
そこに敷布団を敷くようにさせてます。

類人猿と人間の最大の違いは、
この寝具周りにあるんじゃないかと思ってます。

>パパさん

>全人的に・・・
いや、ほんとそうだと思います。

あーそうか~
睡眠場所の床の硬さの問題、
これは結構大きなウエイトを占めますよね。
それにしても70%とはスゴイ!
でも続けなきゃダメなんですね~。

> 類人猿と人間の最大の違いは・・・
けっこうウケましたわ(笑)
でも妙に説得力があるってとこが、
さすがパパさんですねえ。


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