同調効果
リフレクソロジー施術においてしばしば起こることが
クライアントの「気」をうけてしまうということ。
これは他の療法でのセラピストも同様だと思います。
心身共に大変お疲れの方の施術をした場合、
えもいわれぬしんどさに見舞われることがあります。
ハードワークをした後とはまた違ったなんともいえないダルさ。
激しい運動や強い緊張状態にあったわけでもないのに、
なんだか体がドロドロに融けてしまいそうな脱力感。。。
リフレクソロジストになるまでは体感したことがありませんでした。
これがおそらく相手の「気」を受けてしまってる状態なのでしょう。
これも一種の「ホメオスタシス同調効果」なのかもしれない。
生体の恒常性維持機能であるホメオスタシスは、
より強い気をもった相手や長時間一緒に過ごす相手と
次第に同調していくという理論。
(科学的かどうかは?)
例えば
一緒に住んでいる女性同士の生理周期が同じになる
生理周期だけでなく、呼吸やまばたきが一致したり、
その他にもいろんな一致が起きる。
などといったこと。
そしてそれは生体レベルで同調するので、
片一方の人が病で、もう一方の人が健康だと、
お互いに半分健康半分病を分け合うようになる。
確かに施術中はだんだんと呼吸が合ってきます。
クライアントに合わそうと意識していることもありますが、
同じ場での「一体感」を感じることはしばしばあります。
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そして不思議なことが
肩の痛みを訴えているクライアントに施術をおこなったあと、
クライアントが訴えていた肩の痛みの症状は軽減され、
逆に自分の肩に相手が訴えていたのと同じ側に痛みが生じる。
他に腰痛や胃痛などでも同じようなことがあります。
もちろん毎回こういうことが起きるわけではありませんし、
一時的なものでしばらくすると痛みは消えています。
でも、やはりこれも同調効果の一つなのかもしれませんね。
そして「気」を受けてしまうだろうな~というクライアントは
やはり施術前になにか感じるものがあったりします。
より疲労度の高いクライアントだから「気」も強く受けるか
というと、どうもそんなことではないらしい。
よく人間関係の中である「気が合う、合わない」
といったものと似ているのかもしれません。
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もしこの同調効果があるのならば、
健康状態が良好のリフレクソロジストが、
リフレクソロジー施術をおこなうことによって、
より強い方に引き寄せられる法則により
クライアントの不調を分け合えるのではないか。
ということが期待されます。
逆に体調不良など健康を損なっている状態での
クライアントに対する施術はあまり適切ではない
ということにも繋がってきます。
この場合の健康とは肉体的なことだけでなく、
無意識下の精神レベルまで含まれるのでしょう。
リフレクソロジーは全くの手技のみの療法であり、
薬剤や、なにかの道具を使うわけでもないので、
リフレクソロジストという人間自体が商品となります。
だから日頃から商品(心身)の品質管理(健康管理)は
そのレベルが落ちることがないよう怠ることができません。
・身体性(からだ、body)
・精神性(こころ、mind)
・霊性(いのち、spirit)
この三つをいかに自身が管理できているかによって
クオリティの高い施術を提供できるかが左右されるのでしょう。
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コメント
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逆に自分の肩に相手が訴えていたのと同じ側に痛みが生じる。
他に腰痛や胃痛などでも同じようなことがあります。
↑あるある・・・
・・・同調効果って言うんだー!学習。
「自分に移った」って勝手に呼んでおりました。夢を見ているようなものなんだけど、痛いんだよねぇ。
投稿: mitchypitchy | 2009.02.25 06時04分
>mitchypitchyさん
あるよねえ。
最初の頃はすんごい不思議だったけど、
最近はもう慣れてきた感じ。
同調効果は僕が勝手に引用しました。(笑)
でもなんとなくニュアンスがピッタリだと思わない?
投稿: ソウル | 2009.02.25 12時10分