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2009.06.08

奇跡の脳 1

  「頭の中でほんの一歩踏み出せば、
   そこには心の平和がある。
   そこに近づくためには、
   いつも人を支配している
   左脳の声を黙らせるだけでいい」

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『奇跡の脳』という全米でベストセラーとなった本
TVで著者のジル・ボルト・テイラーの体験を知り、
「これは面白そう!」と購入しました。

彼女はハーバードの脳解剖学者でありましたが、
1996年12月の朝にAVM(脳動静脈奇形)という
先天性の脳血管の奇形から、脳卒中を起こしてしまう。

左脳での出血であり、言語機能、理性や時間間隔など
出血により脳の機能が刻々と失われていく過程を、
脳科学者という視点から、そのときの状態を後から思い出し、
時間経過による機能の変化や、また脳が感じる感覚
までもを克明に記してあります。。。

脳卒中により、左脳が出血で侵されて徐々に静かになるにつれ、
「助けを呼ばねばならない」という思いとはまた別の感覚があった。

元々備わってる高度な認知能力と過去の記憶から
切り離されたことによって、驚くべきことに、
非常に安らかで平穏な感覚に満たされたと言う。
宇宙と一体化するような悟りの境地に近いまでの高まり。。。



そして奇跡的に病院に搬送されたジル。
脳の機能が一部壊れてしまった彼女は赤ん坊のように、
また一から何事も学び直さなければならなくなった。

 どうやって歩くのか、
 どうやって喋るのか、
そして簡単な単語でさえももう一度習得していかねばなりません。

しかし、脳の細胞は機能を失っても、また新たな目的を探し、
つながり方を変える「可塑性」という驚くべき機能があり、
ジルを徐々に回復へと向かわせ、8年もの歳月がかかりましたが、
再び脳科学者として再生するまでにいたります。



興味深いのは、脳卒中になった人間を脳科学者ではなく、
患者側の立場となって実際に体験したということ。

脳出血により左脳の機能が壊れていく様子を認識し、
そしてそれに変わって右脳の機能が活性化することに気付き、
人間には右脳と左脳の『二つの人格』が存在するということを
自身の脳卒中の体験から新たに発見しました。

脳とは本当に不思議な機能を備えており、
まだまだ未知の部分が多くあるとされています。
この発見から、脳に損傷を負った患者への治療に対し、
また自分たちの普段の生活や心の在り方についても、
大きな一歩となるのではないでしょうか。



以前にも脳の再生能力や体に備わっている自然治癒力、
その素晴らしさについていくつか記事にしました。

『奇跡の治療法』

『脳の可能性』

『人体の再生』

人間とは、なんとも神秘的な60兆個の集合体です。

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コメント

ドラマ「ミスターブレイン」みたい(o´∀`o)ノ"
それがもとになってるのかな!?
でも脳はほんとまだまだ未知でしょうね!
すべては脳からの反応であったり思いであったりするんですもんね~!
いやぁ~奥深いとはこの事だぁ~(・∀・)

>こんまりさん

いやいや、この記事にコメントいただけるとは!w(゜0゜;)w
このネタであと二つ続けるつもり。(しつこい?)
全部見てくださねえ。(`∀´)

「ミスターブレイン」はまだ一度も見てないんですよ。
まぁ今は脳ブームですからねえ。
そう、「すべては脳から・・・」です!( ̄ー ̄)

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