倒錯の夜
またいつものスノボメンバーでの集まりです。
そして定番となったモツ鍋は北堀江の「七福星」さん。
以前にも足を運んだことのある台湾料理のお店で、
モツ鍋の具には豚足が入っており、辛さも本格的。
しかし、
集まった目的はモツ鍋を食うことではありません。
いつもお世話になっている大人の隠れ家
「美酒処 夜半の月」さんから8周年記念のイベントで、
「SMパフォーマンス」をおこなうとの案内をいただき、
誰も経験がないので「怖いもの見たさに行ってみよう!」
となったのが今回集まった理由です。
SMというと、どんなイメージ?
痛い、怖い、変態…
などなどマイナスな印象を思い浮かべるかもしれませんが、
実際に見たパフォーマンスは、美しく妖艶で芸術性が高く、
まるで舞台芸術を鑑賞している気分を感じるくらい。
20人弱のお客さんのなかで7~8人は若い女性のお客様。
目の前のショーをうっとりと眺めておられました。
そして今回のM嬢は素人の方だそうです。
前回ここでSMパフォーマンスのショーを観て感動し、
自ら今日のショーでのM嬢役に志願されたとか。
今回ゲストで出演されたヴィヴィアン・ボルドー女王様は
フランスの方で、欧米十数カ国を飛び回っている有名な方。
日本には東京・大阪に1~2ヶ月ほど滞在されるそうですが、
この「夜半の月」さんを大変気に入っておられて、
今回は特別にバーでのパフォーマンスとなった運び。
世界的に有名な女王様のパフォーマンスということで、
確かに、ショーが始まるとお店の空気がピリッとして
なんともいえない緊張感が客席にも伝わってきます。
見事にシェイプされた無駄のないボディは姿勢がよく、
それはまるで舞台で踊るダンサーやバレリーナのよう。
そして、ヴィヴィアンの動きには全くムダがない。
その一挙手一投足は見る者を惹きつける魅力があり、
頭の先から指先まで本当に美しい芸術作品のようです。
またM嬢を縛る麻紐はヴィヴィアン女王様が操ると、
まるで意思があって生きているような躍動感があり、
M嬢の肢体へ蛇のように絡みついていきます。
「SMって実は素晴らしい芸術なんじゃない!」
と今までの概念を見事に覆して感動すら覚えるほど。
そしてリフレクソロジーと共通する点も気づきました。
まずは
人と人とが1対1となってのプレイ(施術)であり、
責め手(S)と受け側(M)がきちっと分かれるように、
リフレクソロジストとクライアントの関係においても
また立場がはっきりと分かれます。
そしてプレイの主導権はSにありMを責めますが、
実際はMの様子を終始注意深く観察しながら、
過ぎることがないよう細心の注意をはらっています。
特にこういったショーでのパフォーマンスとなると、
「相手に言葉で確認をとることができないので、
受け側(M)の呼吸を読み、気を合わせることが必要」
と言う意味のことを、ショーの後で言っておられた。
こうなるともうどちらが奉仕しているのかわかりませんね。
リフレクソロジーも同じく、脱力しているクライアントの
表情、指先や全身のわずかな動き、閉じている瞳の動きなど、
その状態を読み取り、圧加減やスピードなどを調整します。
呼吸をあわせ、そして指先に「気」を集中させておこなう。
SがMに対して細心の注意をはらうことに共通しています。
もっと過激で、毒々しいイメージがありましたが、
(そういうプレイもあるんでしょうけど)
そういった固定観念を払拭する内容で貴重な経験でした。
なんでもリフレクソロジーとつなげて考えてしまうのですが、
SとMの関係がそのままリフレクソロジーをおこなう上で
参考になるんじゃないか新しい発見をした思いです。
こりゃあ一度ヴィヴィアン女王様の調教を受けるべき?w
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
「飲み食い。。。」カテゴリの記事
- 悠久のワイン(2012.04.16)
- 自分らしく(2012.04.01)
- よくカキ食う客だ(2012.03.31)
- ディープ・オーサカ(2011.12.20)
- 2011 暮れのモツ(2011.12.04)
「モツ鍋」カテゴリの記事
- 2011 暮れのモツ(2011.12.04)
- ミナミのアツい夜(2011.06.27)
- 鍋紀行(2010.12.19)
- 倒錯の夜(2010.09.28)
- 京橋進出(2010.07.14)
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
そのうれしそうなお顔
なんとも言えませんね~。
投稿: Kido | 2010.09.28 14時28分
>Kidoさん
やっぱり…
でもかなり緊張してました。
投稿: ソウル | 2010.09.28 20時01分