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2012.09.18

インディアンの生き方

友人に読んでごらんと言われ借りた本。

 『死ぬことが人生の終わりではない
   インディアンの生きかた』

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インディアンとは北米大陸を中心に居住していた(している)「アメリカインディアン、ネイティブアメリカン」のことを指しており、

自然とともに生き、そのサイクルのなかで死を受け入れている彼らの自然観、人生観、死生観と私たち現代人とを照らし合わせ、様々な角度から自分たちが幸せに生き、そして幸せに死を迎えるためにはどうすればよいのかというヒントを与えてくれています。

死ぬことが終わりではないインディアンの生き方
7か条の教え

●word1
 変化は必要です。
 もしあなたが不幸なら、
 何があなたを幸せにするかゆっくり考え、
 必要な変化を受け入れなさい。

●word2
 あなたの喜びは私の喜びです。
 だからあなたのためにすることが、
 私の負担になるはずがありません。

●word3
 誰かに判断をくだす前に、
 その人のモカシン(インディアンの革靴)を
 二週間は履いて歩いてみましょう。

●word4
 あなたが生まれたとき、あなたは泣いていて
 周りは笑っていたでしょう。
 だから、あなたが死ぬときは
 周りが泣いてあなたが笑っているような
 人生を歩みなさい。

●word5
 生きること死ぬことは一つのサイクルです。
 だから、死ぬことは季節の移り変わりのように
 素晴らしいのです。

●word6
 魚は水のことを考えません。
 インディアンは死ぬことを考えません。

●word7
 自然は正しい者の上にも、
 悪い者の上にも同じように
 甘い雨を降らせます。

●word1
人も自然の連鎖のなかで生まれ成長しやがて死んでいきます。
自然の流れに逆らい否定や拒否をしてしまうことは不幸な人生を歩んでしまう結果となります。
人もこのサイクルのなかの一部なのだということを理解して変化することを受容することが幸せにつながるのではないでしょうか。

●word2
人が不幸になる原因として誰かを憎むことがその大きな理由です。
戦争や対立はまず自分たちの心のなかの憎しみの感情から起こっています。競争は発展のためには必要かもしれませんが、妬みや不満などの「負の感情」を生み出すこともあります。平和を愛する心は心の平穏や健康にも関係しており、豊かで幸せな人生を送るために重要なことです。

●word3
相手の履物を二週間履いてみるというのは相手の立場になって物事を考え理解することの例えであり、最初は履き心地が悪くとも二週間もすればその相手がどのような歩みをしているのかその歩き方が解り、理解できると憎しみや苛立ちは半減します。
自己中心的になるのではなく、お互いに助け合い協力して生きていく調和の大切さを説いています。

●word4
あるユダヤ教の偉い司祭が死んで神の前にいったときに、「自分は敗者であった」と言ったそうです。おそらくこの司祭は虚栄や見栄ばかりの人生だったのでしょう。例えるならば、きれいな服を着て、ただそれを汚さないためだけの人生。
社会的地位や物質的な豊かさだけを追求し過ぎると、本当に自分が満足できる人生を送ることができないと説かれています。
本能のままに生き、喜びのうちに笑って死んでいきたいものです。

●word5
インディアンの象形文字では「生命」は丸い円を描き魂はその中に黒い点を書きます。そしてその黒い点を丸く描いた円全体に広げると「死」を表します。
死とは魂だけの状態になったということのようです。
魂は死ぬことがなく木や岩や動物などさまざまなものに宿ると考えられており、仏教の輪廻転生や千の風になるのと似てますね。
肉体の死とは生命の終わりではなく魂がたどる一つの過程であり、木々の葉が落ちても大地の栄養となり、また次の年に新しい葉を出すのと同じように考えられているようです。

●word6
死があるからこそ人は「生きている」ということを実感できます。
人生を生きているというのは人生の一方的面だけを見てしまっており、人生とは生きることであり、また死ぬことでもあります。
生を意識するための条件が死であり、死がなければ「生きている」ということを実感できないということです。
魚を水があることが当たり前で、魚にとって生きる条件として水は意識せずとも存在するもので、死もまた生きる条件として当たり前に存在しているというのがインディアンの死生観なのでしょう。

●word7
インディアンには文明人のような宗教がないかわりに自然を崇拝し礼拝する習慣があります。すなわち大自然=神なのでしょう。
自然が人に与える効果は例に挙げるまでもなく、リラックス効果だけでなくいまでは積極的に病気の治療などにも用いられています。
以前からあるハーブや漢方なども自然の恩恵により古くから人の健康に深く関わってきました。
インディアンたちは自然を読み、自然と会話しながら暮らしていますが、現代人は自然よりも人との関係性のほうが重要な関心事となってしまっています。もっと自然に目を向けそこからいかにして生きるか学ぶ態度を考えなおしたいものです。

「インディアンは自然を征服しようとはせず、自然と一緒に流れていきます」というインディアンの自然観を表した言葉があります。
自然は人にとってときに厳しくもありますが、大地の恵みは分け隔てなく皆に平等に与えられます。
自分が生きる権利があるように他人にも他の動植物たちにも同じように生きる権利があります。
「生きること」「生かすこと」の原則に従えば自己中心性の克服となり、妬みや要求がなくなり感謝の念が生まれて幸福な人生と喜びにあふれた死を迎えることができるのではないでしょうか。

ものの見方はその人の感情が決めます。同じ一つの物事であっても、視点を変えると幸福にも不幸にもなれます。
つい最近ロンドンパラリンピックが開催されていましたが、彼らはなんと生き生きとした幸福そうな表情をしていることでしょう。
目が見えなくとも手足がなくとも人は視点を変えることでその人生を変えられるという証明なのでしょう。

死生観については、以前からブログでいろいろ書いてきました。

「心と体」カテゴリ

やはり「生きること」と「死ぬこと」は同じ一つのことであり、
死から目を背けての人生はありえないとつくづく感じています。

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コメント

WORD3は自分の座右の銘ですわ

Before you criticize someone,
you should walk a mile in their shoes.

施設内では、他部所の批判を一切禁じています。
もしオレの耳に届いたら、その部所に移動させてます。

じつはこの連休中、娘の受験に同行して、東京でした。
いやぁ暑かったわぁ。。。

で、英語面接の前日、30個くらい質問考えてやって、
答えを暗記させてたんだけど、その中にこの
「What's your favorite proverb?」ってのがあって
上の英語を覚えさせたというねw

前世がネイティブインディアンだったんじゃないの?
っていうくらいに、じつはインディアン好きです。

インディアン・フルートが一番落ち着くし、
パワストもターコイズのブルーがたまらんし、
愛読書は「リトル・トリー」という
隠れインディアンファンですわ。
語ると長いぜ、このネタもw

いま狙ってるのは、インディアンの織物の襟がついた
部屋着にも良さそうなシャツなんだけど、
4600円もするので、かれこれ3ヶ月迷ってますw
きっとずっと売れないだろーし、値下げしないかなぁ

>まぁさん

うん、インディアン好きですよねえ。
僕もインディアンやマサイ、アボリジニたちのように自然と共存して暮らしている人々には尊敬と憧れを抱いています。

ももちゃんお受験かぁ~、ほんと年月の過ぎるのは早いわ。
他人の靴を履いて歩いてみろってのは英語の諺でもちゃんとあるんだね、でも確かにその通りだと思います。
それにしても素晴らしい人事! さすがです!

「リトル・トリー」まだ読んでないや。
なんとかこの秋に時間を見つけ読んでみよう♪

「きっとずっと売れないだろうし…」www

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