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2013年7月

2013.07.31

マインドフルネス 4

マインドフルネス瞑想をおこなううえで次の七つの態度が重要です。

①自分で評価をくださないこと
②忍耐強いこと
③初心を忘れないこと
④自分を信じること
⑤むやみに努力しないこと
⑥受け入れること
⑦とらわれないこと

そして毎日欠かさずにおこなうことが必要です。
スポーツ選手が試合の一瞬のために毎日トレーニングを続けているのと同じで、まずは結果が出る出ないなどは考えずにひらすら継続することが重要です。

リラクゼーションであれば終わったあとにリラックスできていなければ失敗となりますが、マインドフルネス瞑想法の場合はうまくいかなくとも、それが「今の自分」であることを受け入れ観察するという姿勢なので失敗というものはありません。

瞑想をおこない意識を集中させると心の表面化での感情に気づきます。自分の心の動き、頭の中の声が聞こえてきます。絶え間なく続く感情の動きは「マインドトーク」というものです。

「あの時ああしていれば… 彼があんなことをしなければ…」などネガティブな感情が頭から離れないという場合も多いでしょう。または、「これだけ努力したのだからきっとこうなるはず… あの人はきっとこんなことを自分にしてくれるだろう…」といった起こってもいない未来への過度の期待や不安など。

マインドトークは無意識下で起こる頭の中のおしゃべりで、蓄積された記憶の中から供給され、有用なものも有害なものもあります。

過去の経験から引き出された嫌な思い出が蘇りネガティブな感情や未来への不安の感情などが沸き出すとストレス源となってしまい、マインドトークに心を奪われてしまうと、今おこっている大切なことに対して無関心になってしまうこともあります。

しかしながら、そのような頭の中の声を意識的にコントロールすることにより、過去の記憶と結びついたマイナス感情や未来の出来事への不安など、沸き起こるマインドトークを避けることができます。

また、このマインドトークが出てくることは決してマイナスだと考えないことが大切です。
マインドトークが出てきて「ダメだダメだ」と自分で思ってしまうこともまたマインドトークに翻弄されていることとなります。

マインドトークが出てくることは人にとって自然なことで、無理にシャットアウトしてしまうのではなく、どのような感情や思いが自分のなかで起こっているかを洞察することが必要です。
マインドトークを押し殺すのではなく、それにとらわれることを避けるのがマインドフルネス瞑想で重要なことです。

マインドトークは自分の頭の中で勝手に創り上げたイメージでしかなく、本当の自分でも他の誰かでもないのです。

マインドトークとは対照的にマインドフルネスは意識的にいま、この瞬間に起こっていることに全ての神経を集中させます。
「マインドトーク」に翻弄されてストレスに苛まれる日々から「マインドフルネス」状態にはいることによって、現在のこの瞬間を幸福に生きることができます。

過去や未来、周囲の刻一刻と移り変わる出来事に翻弄されると、無意味な後悔、過度な期待・欲求、執着、妬み、羨望、比較、嫉妬、偏見、不信感、慢心、怒り、絶望…など様々な「思い」が湧き上がり本来の己の姿を見失ってしまい心身の平衡が崩れて不幸な結果に陥ってしまいます。

呼吸を意識し、マインドフルネス状態に入ることで「今を生きる自分」を取り戻し、すべては自分の内にあることを悟ると、様々なマイナス感情から解き放たれて、何事にもとらわれることなく全てにおいて寛容な心が生まれ、ひいては自分のみならずとりまく環境や周囲をも幸福に導くことができます。

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自分の場合、「○○でなければならない。○○であるべきだ」などの自分本位の利己的で偏った思考になる場合が多く、思い通りにいかない時などはその自分の「思考・感情」がストレスとなっていました。

しかしマインドフルネス瞑想で自分の声を聴くことによって、信念や価値観などにいつまでも引きずられることが少なくなってきました。

決して信条や理念を失い自堕落に快楽主義で生きるというということではありません。
自分の思いに無理にこだわらないということが大切で、解放されることで今の瞬間を生きることに集中できるということです。

瞑想はこれでいいという終着点はなく、日常の生活と同じように人生の終わりまで続けていくものです。
日々、心と体の声に耳を傾ける時間をもうけることで、全体的な癒しが得られ幸福を手に入れることができます。

まだ瞑想は始めたばかりですが、今後さらに深めていくことによって自分の人生の一部でもあるリフレクソロジー施術にもプラスになるであろうと考えています。

瞑想は実践してみないと言葉での説明がなかなか難しいのですが、今後さらに研鑽を積み重ねることにより、またなにかの気づきがあれば紹介していこうと思っています。

2013.07.26

◆お知らせ (7/29追記)

7/21(日)の早朝にジョギングしていて大転倒して怪我をし、
それからお店を休ませていただいています。

ご予約いただいていた方はキャンセルさせていただき、
その後電話やメールでの予約もお断りし、
来店されたかもしれないお客様などなど、
多くの方にご迷惑をおかけしております。
誠に不徳の致すところで申し訳ございません。
治療に専念し、早く再開できるよう努めますので、
どうかもうしばらくご容赦くださいませ。

※以下はfacebookに掲載した詳細です。

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2013.07.10

マインドフルネス 3

姿勢が整い、呼吸する準備ができればいよいよ瞑想です。

現代人は24時間いつも時間に追い立てられ、自分と向き合う時間を持てない人がほとんどでしょう。「存在するための時間」または「息継ぎするための時間」もなく、仕事や生活のあらゆることに没頭し、知らず知らずのうちに様々なストレスや問題を抱え込んでしまい、それが心身の健康を損ねる大きな要因となっています。

「マインドフルネス瞑想法」は〝今〟という瞬間に注意を集中し意識的に生きるという方法です。
禅宗の瞑想法が元になっていますが、仏教徒以外の人でも普通の生活のなかに取りれて広く応用できるもので、現在では西洋人の多くがこの東洋の智慧をうまく活用し瞑想をおこなっています。

私たちは、やらなければいけないこと、自分が大事だと〝頭で考えている〟ことに深くのめりこんで心を奪われてしまい、そのために慢性的な緊張や不安状態に陥りやすく、人生を惰性で送るように自らが駆り立ててしまっています。

瞑想を通して自己と向き合い、最も大事なことや自分自身を見失ってしまった生き方を自らで問い直し、〝今〟という瞬間の豊かさに気づくことによって次の瞬間を形作り、生活の質の向上や人間関係、将来などを方向づけていくことができます。

生きていくうえでストレスは避けて通れません。逆に言えば人生そのものは厄介事だらけといっても過言ではないでしょう。
ストレスを無くすことなど出来ないし、解決するというのも簡単なことではありません。
ストレスから逃げてしまうことも真っ向から向き合うことも、さらにその問題を複雑にしてしまうことにもなりかねません。

人生におけるストレスは決定的な危機的状況もありますが、よくよく考えてみれば、人間関係、仕事、財産、結婚、子供、肉体、などどれも永久に続くことはない問題ばかりです。

マインドフルネスではこの厄介事だらけの人生を、まるごと抱きしめてしまおうという方法です。そのためには自分自身と世界を新しい視点でとらえる方法を学ばなければならないということです。

瞑想は、はたから見ると「何もしていない」ように見えますが、この「何もしていない」状態を毎日続けることから始まります。
実際には呼吸を意識し、今の瞬間や自分の存在に意識を集中しているのですが、何もしていないように外からの目には映るのです。

実際におこなってみると、何もせずただ座っていることって10分もすると辛くなってくるんですよね。
でも、毎日続けていくうちに30~40分座っていても平気になってきて、心が平穏となり満たされた気分になります。そして逆に一日のうちで瞑想を一度もおこなわないと、なんだか調子がくるうような気になります。

私たちは日常、いつも絶え間なく何かをするという生活を送っていますが、意図的に何かするのをやめ、自分の存在を意識するトレーニングをおこなう。

これがまずマインドフルネスの基本となります。

2013.07.01

マインドフルネス 2

前回は呼吸についてのことを述べましたが、良い呼吸をおこなうためには「正しい姿勢」が不可欠です。

普段から何気なくおこなっている呼吸ですが、多くの人はうまく呼吸をおこなえていないようです。
しかし正しい姿勢になることで、きちんとした呼吸ができます。

ん?、正しい姿勢?
これがなかなか難しい。

まず「仙骨を意識する」ということが大事。
でも仙骨? 意識? と言われてもピンときません。

脊椎は骨盤を形作る骨の一部で、脊椎の下部にあって背骨をしっかりと支えている体の土台となる骨です。
「仙人の骨」と書き、英語でもセイクラム(sacrum=sacred bone 「聖なる骨」)と呼ばれるように、古くから不思議な力をもつ骨と認識されてきました。

「仙骨を立てる」ということを意識することがまず大事。
口での説明は難しいので画を描いてみました。
ヘタクソですが、解りやすいんじゃないですかねえ。

130701_002_001

  ・左が正しい姿勢   ・右が誤った姿勢

仙骨が正しい位置、正しい向きにないと、骨盤自体が傾斜してしまい内蔵を圧迫して深い呼吸をおこなうことができません。また背骨と直結しているのですから、上部にある脳にも大きな影響を与えてしまいます。
脊椎の各椎間板からは多くの神経が体全体に大事な指令を与えるために出ていますが、それらにも全て影響を与えるので、仙骨の位置ひとつで体全体の健康に大きく左右するということです。

まずは、仙骨を立てた状態を自然に保てる体作りから始めます。
頭の先からお尻まで背骨を真っ直ぐにした姿勢。
これが最初のうちは背中や腰が痛くなったりと大変なのですが、慣れるとこのほうが楽で長時間同じ姿勢を続けられます。

呼吸には大きく分けて胸式呼吸と腹式呼吸があります。

胸式呼吸は胸を前方に膨らませる呼吸法ですが、これは肋骨が邪魔をして多くの酸素を肺に取り入れることができません。
腹式呼吸はお腹を膨らませるのですが、これは肺の下部にある横隔膜を動かして肺を下側に広げてる方法ですが、訓練によって多くの酸素を取り入れることができます。

しかし内蔵が圧迫された状態では横隔膜の上下の範囲が狭められて多くの酸素の取り込みができません。
そのためにも「仙骨を立てる」ということが重要なのです。

姿勢を正し、深い呼吸がおこなえると背骨の動きが感じられるようになります。
一息ごとに背骨の律動が体全体をマッサージしてくれることが感じられ、全身のすみずみにまで新鮮な酸素が行き渡り、また神経の圧迫が取り除かれることで、さまざまな伝達物質やホルモンバランスなども正常に保たれるよう、「自らの体」がおこなってくれます。
自律神経など精神面での安定も得ることができ、心身ともに健康な体に近づいていきます。

肩こりや腰痛でお悩みの方は、まずこの姿勢を正すことから始めてみるといいでしょう。
1ヶ月も続けてみると見違えるように楽になるはずです。

今回学んだことの大事な一つとして、この「呼吸」とそれをおこなうための「正しい姿勢」がありました。
ストレスから解放されるために瞑想をおこなうその前に、まずこの体作りというものが先にあります。
昔っから「健全な精神は健全な肉体に宿る」と言いますが、まさにその通りで、心を安定させるためには、まず先に体のほうをどうにかしなきゃイカン! ということです。

そして何度も言いますが、継続することが大事!

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